初心者必見!テントサウナの選び方をプロが徹底解説!

初心者必見!テントサウナの選び方をプロが徹底解説!

テントサウナが欲しいけど、種類が多くてどれを選んだらいいかわからない方、必見です!どんなポイントで選べば良いかをテントサウナのプロが解説します。

まずはテントの大きさを決めよう!

テントサウナはざっくり分けて、4〜5人用の中型モデルと、6〜12人用などの大型モデルの2種類に分かれています。

(中型モデル)
中型モデルは軽くて取り回しがよく、コンパクトに収納できるので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。キャンプ場に持って行って楽しむなら、中型モデルから選ぶのがおすすめです。

(大型モデル)
大型モデルは広い空間が魅力です。大人数で楽しめるのはもちろん、折りたたみ式のベッドや大きめのベンチを設けて、ゆったり寝転んで入るなんてぜいたくもできます。ウィスキングやアウフグースにも活用できます。ただし重量があるので、設営に人数が必要だったり、取り回しの大変さがあります。ホテルやキャンプ場への設置、イベント活用やグループでの所有は大型モデルがおすすめです。

以下ではもう少し細かく分類して紹介します。

 

①ドーム型テントサウナ(中型)

4〜5人用の中型モデルでもっとも一般的なのが、ドーム型のテントサウナです。2本のメインフレームを使って組み立てる方式で、慣れれば5分ほどで簡単に組み立てられます。

【特徴① 空間が小さいのでとにかく熱い!】

ドーム型テントサウナの魅力は、とにかく熱くなりやすいところ。キューブ型テントサウナよりも空間容積が少ない形状なので、同じ床面積のテントサウナで比較した場合、ドーム型の方がより熱いサウナを楽しめます。

【特徴② 対流熱が気持ちいい】

また、天井の形状がアーチ上になっていて、対流熱やロウリュの蒸気が自然と降りてくるのもポイントです。対流はあまり注目されることがないですが、テントサウナでは極めて重要な要素です。対流がうまくコントロールできていないテントサウナの場合、ひたすらタオルなどで仰いで風を起こしながら熱を感じなければならず、落ち着いて入れません。

ドーム型テントサウナは、ストーブから上がった熱やロウリュの蒸気が上部へ昇っていき、天井を伝って下に降りてきます。座った時にちょうど背中側に熱や蒸気が降りてくるので、自然と心地よいあたたかさを感じることができるのが魅力です。

【特徴③ コンパクト収納&楽々メンテナンス】

ドーム型テントサウナは、コンパクトさも魅力です。フレームとテントが分離するので、バッグに入れれば持ち運びも簡単で、収納も場所をとりません。キャンプで使う場合は車載のしやすさが重視されるので、重宝されています。

さらにメンテナンスのしやすさも抜群です。フレームとテントが分離するので、使い終わったあと簡単に干すことができます。テントサウナは内部で水を使うこともあり、撤収時に完全乾燥できていないケースもあります。濡れたまま保管するとカビの発生に繋がるため、後日乾燥させる必要があります。ドーム型テントサウナは、比較的この干す作業がしやすいのが特徴です。

【まとめ】バランス重視ならドーム型テントサウナがおすすめ! 

ドーム型テントサウナは、価格、性能、扱いやすさ、持ち運び&収納、メンテナンス、どれをとっても弱点がないバランスのとれたモデルです。初めてのテントサウナを選ぶならドーム型を選んでおけば間違いないと言えるでしょう。

MORZHのドーム型テントサウナはこちら

①MORZH

側面に窓が2つある、MORZHの代表的なモデル。世界中で最も支持されているテントサウナのひとつです。窓が1つの「MORZH 1window」は少しお手頃な価格になっています。

②MORZH SKY

側面に窓が1つ、天井の¾が天窓になったモデル。昼は太陽を感じ、夜は星空を楽しめるモデルです。

③MORZH LUX

側面に窓が1つで、入り口がファスナーではなくドア式になったモデル。ポンと押すだけで開くので出入りがスムーズで、ファスナー部分の故障リスクが少ないのが特徴です。

②キューブ型テントサウナ(中型)

中型サイズでドーム型と同じくらい人気があるのが、キューブ型テントサウナです。テントとフレームが一体となっており、折り畳み傘を広げるように設営できるのが特徴です。

【特徴① とにかく設営しやすい!】

キューブ型テントサウナは、とにかく設営と撤収が簡単なのがポイントです。慣れれば1分ほどでテントの形にすることができ、撤収も同じ手順で行えます。ドーム型はできれば2人で設営したいところですが、キューブ型なら1人でも充分に設営できます。ただしペグを打って固定する工程はドーム型と変わらないので、少しだけ時間短縮ができるというイメージが良いと思います。

【特徴② 広々空間が快適!】

キューブ型テントサウナは内部空間がドーム型に比べて大きく作られています。圧迫感なく広々と入りたい方におすすめです。ドーム型は上部に向かって狭くなるので折りたたみベッドを入れるには狭いですが、キューブ型は一般的なものは入るので、ウィスキング施術にもよく使われます。

一方で、空間が広いと熱さが少しマイルドになります。また、蒸気や熱もドーム型よりは天井にたまりやすい形状ですので、気になる方は購入前に体験してチェックするのもおすすめです。アウフグースやウィスキングのように熱と蒸気を操る場合は天井にたまっている方がむしろやりやすいという意見もありますので、自分に合っているかを総合的に判断するのが良いでしょう。

【特徴③ お手頃プライス】

キューブ型テントサウナは一般的にやや価格が抑えられるというメリットがあります。少しでもコストを抑えたい方に向いていると言えるでしょう。ただし、あまりに安いものだと縫製強度が低かったり、フレームの耐久性が弱くパーツ交換など補修も対応していない場合があるので、注意が必要です。

【まとめ】コストと設営の手軽さ重視ならアリ! 

キューブ型テントサウナは、コストを抑えて手軽に楽しみたい方には向いているモデルといえます。グループでも1人でも楽しみやすいので、汎用性も高いと言えるでしょう。

一方で、収納サイズが大きく車種によっては車載が難しかったり、干すためにキューブの形に組み立てなければ行けなかったりと、扱うには少々クセもあります。これらが気にならずに使えるかは事前によく検討するのがおすすめです。

MORZHのキューブ型テントサウナはこちら

①MORZH CUBE

MORZHのキューブ型テントサウナ。縫製とフレーム素材に耐久性の高いものを使用し、風にも強く設計されている。ドーム型のMORZHシリーズと床面積は同じだが、空間は広い。

③カマボコ型テントサウナ(大型)

大型モデルの代表格が、カマボコ型のテントサウナです。トンネルのような形になっていて、モデルによっては10名以上が同時に入れるほど広々とした空間になっています。

【特徴① 大人数で楽しめて熱さもGOOD】

カマボコ型テントサウナは、大人数で楽しめるのが最大の魅力です。空間は大きいですが、春夏など外気温が高いときはストーブ1台でも充分楽しめる場合もあります。秋冬は基本的にストーブ2台が推奨です。ストーブの台数によって定員が変化します。

カマボコ型テントサウナは天井がアーチ状になっているので、ドーム型と同じく、熱やロウリュの蒸気が自然と座っている場所に降り注いできて、体感温度がしっかり上がるのが魅力です。

【特徴② カーテンで仕切って2way仕様】

カマボコ型テントサウナは、内部をカーテンで区切って使用できる場合があります。1/3スペースを着替えや荷物置き場に、2/3スペースをサウナにするという2way仕様になっていたりします。庭に建てる際は、1/3スペースに水風呂を置くなんて使い方も!もちろん区切った場合はストーブ1台で使用するので、春夏は全体をサウナに、秋冬は2/3だけサウナにするという使い方もできます。

【まとめ】大型モデルの中では扱いやすい!

カマボコ型テントサウナは、大型モデルの中では比較的扱いやすいのが魅力です。設営は2人以上必要で、重量も中型モデルよりは重いので扱いは少し大変ですが、フレームとテントが分離できるので乾燥させやすく、収納もバッグに入れればコンパクトに収まります。設営の大変さだけクリアできるようであれば、カマボコ型はサウナとして体感がよく、サウナ愛好家にとって良い選択になると思います。

MORZHのカマボコ型テントサウナはこちら

①MORZH MAX

幅2.3m、全長3mの大型モデル。ストーブを最大2台までインストール可能で、6〜8名ほどが同時に楽しめる。カーテンで区切れば⅓を更衣室、⅔をサウナにできる。バランスのとれた人気モデル。

②MORZH MAX XL

幅2.3m、全長4mの超大型モデル。ストーブを最大2台までインストール可能で、最大12名ほどが同時に楽しめる。カーテンで区切れば、½をリビング、½をサウナにできる。

④キューブ型テントサウナ(大型)

大型モデルのテントサウナには、キューブ型を連結したタイプもあります。大型になるほど設営が大変になるので、設営が簡単にできる点が最大の魅力です。

【特徴① 1人でも大型を組み立てられる!】

キューブ型テントサウナの大型モデルは、1人でも設営できる点が最大の魅力です。カマボコ型などは2人以上いないと設営が困難ですが、こちらは1人でも無理なく設営可能です。

【特徴② 広い空間で存分に遊べる】

キューブ型テントサウナ(大型)は、空間が広いのでアウフグースなどのイベントにも適しています。一方で、ストーブ2台入るモデルでもカマボコ型よりは熱がマイルドになる点は覚えておきましょう。ロウリュをたくさんして、蒸気を降ろして入るのがおすすめです。

【まとめ】1人で大型モデルを扱うならこれ一択!

キューブ型テントサウナ(大型)は、基本的な特徴はキューブ型テントサウナ(中型)と同等です。サイズが大きくなっても収納サイズはキューブ型テントサウナ(中型)とさほど変わらないので、イベント用であればこちらが重宝する場面は多いと思います。

乾燥させる際にかなり広めのスペースが必要で、車載もかなり場所を取りますので、これらがクリアできる方にはおすすめのタイプとなっています。

MORZHのキューブ型(大型)テントサウナはこちら

①MORZH CUBE DOUBLE

幅2m、全長3.6mの大型モデル。ストーブを最大2台までインストール可能で、最大12名ほどが同時に楽しめる。

自分に合ったテントサウナを選ぼう!

テントサウナは用途次第で、様々な活用ができます。大型のテントサウナを冬のSUP会場に採暖室として使うこともありますし、小型のテントサウナを秘境へ担いでいくというユニークな使い方もあります。週末にキャンプ場に持っていく人と、庭に半常設したい人では求める要素も異なります。ぜひ自分に合った一台を選んでみてください。

 

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