
テントサウナに必要な持ち物20選!出発前に必ずチェックしよう
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テントサウナを安全で快適に楽しむためには、さまざまな道具が必要です。安全を担保するために無くてはならないアイテムと、あると便利なアイテムを一挙ご紹介します。これを読めばテントサウナの準備はバッチリです!
Part.1 テントサウナの必需品編
テントサウナの必需品(1):ペグ&ハンマー
テントサウナ備品の中でもっとも地味で、もっとも重要なアイテムが、ペグとハンマーです。SaunaCamp.は30cmくらいの鋳造ペグと、鋳造ハンマーをもっともおすすめとしています。テントサウナを楽しむ河原や湖畔は、石が多く地面も硬い場合が多いです。芝生などを想定しているプラスチックペグなどは地面に負けてしまい、あまり役に立ちません。頑丈な鋳造ペグと鋳造ハンマーなら、硬くて石が多い場面でも、しっかりと打ち込むことができます。テントをしっかりと固定することは安全に楽しむ上で一番大事なポイントです。アウトドアに慣れていない方は、1本300円近くする鋳造ペグは高く感じるかもしれません。しかし、弱くて役に立たないペグと、叩いてもペグが刺さっていかないハンマーで悪戦苦闘する労力とストレスを考えれば「鋳造ペグと鋳造ハンマーでよかった」と必ず実感すると思います。
テントサウナの必需品(2):自在金具&ロープ
テントサウナをペグで地面に固定する際に、ロープを用います。その際にロープで長さを調整してテンションをかけないと、風で飛ばされたり倒壊する危険性があります。また、初めはしっかりと固定できていても、風や出入りなどで緩んでくるので、一定時間ごとに調整する必要があります。自在金具があればロープのテンションを簡単に調整できます。これまた地味なアイテムですが、あるとないではストレスが大違いなので、必ず準備しておきましょう。
テントサウナの必需品(3):耐熱グローブ
テントサウナの薪ストーブは、表面温度が300℃を超える箇所もあるので、耐熱グローブがないと操作できません。薪をくべる時、撤収する時など、ストーブやサウナストーンを触る際は常に着用する必要があります。ポイントは最低でも全長30cm以上のものを選ぶこと、肘近くまでカバーできると安全性が高まります。手首までしかないものだと薪くべの際にうっかり触れてしまってヤケドする危険性が高いので、長さのあるタイプを選ぶのが重要です。
テントサウナの必需品(4):火ばさみ&スコップ
(画像出展:SNOWPEAK)
ストーブの中で燃えている薪の位置を調整するには、火ばさみが必要です。薪の置き方が悪くてよく燃えない、もう1本焚べたいけど動かさないと入らないといったシーンはよくあります。スコップは主に撤収時に活躍します。細かく残って炭のようになった薪の燃え残りや、灰などを掻き出す際に必要です。
テントサウナの必需品(5):灰バケツ
(出展:キャプテンスタッグ)
薪の燃え残りや、灰を入れるバケツです。フタつきのものは閉めると空気が入らなくなって自然と消化できるので便利です。スコップなどで薪ストーブの炉から掻き出して、こちらに移します。灰捨て場があるキャンプ場は運搬して捨てられますが、持ち帰り必須のフィールドもあるので、注意しましょう。燃え残りを河原などで捨ててしまうのは絶対にNGです。炭は自然に還りませんので、適切に処理しましょう。
テントサウナの必需品(6):着火剤&ロングノズルライター
テントサウナの薪ストーブに着火するためには、専用の着火剤がおすすめです。小さくて長く燃えるので、着火剤があれば大抵の場合は問題なく薪が燃えてくれます。着火時はロングノズルライターがあると便利です。
ガスバーナーで着火するという方もいますが、SaunaCamp.は必需品とまでは考えていません。乾いた薪と着火剤があり、空気の通り道を確保して着火すればしっかりと燃えてくれます。初めてのテントサウナでガスバーナーを使って着火して脇に置き、熱くなった噴射口でうっかりテントを溶かしてしまったなんて相談もよく受けますので、取り扱う際は注意してください。
テントサウナの必需品(7):よく乾燥した薪
薪はテントサウナの熱さに関わる重要アイテムです。よく乾燥していない薪を使うと着火させるのにも苦労しますし、燃えていても中から水分が出てきてストーブの温度を下げてしまい、安定して楽しむことができません。1〜2年ほど乾燥させた薪ストーブ用の薪がベストです。薪ストーブ屋さんなどで買うことができます。キャンプ場で販売しているものが便利ですが、まれに長すぎてストーブに入らない、焚き火で使うにはいいけどテントサウナ用としては水分が多すぎるというケースがあるので、特に慣れるまでは専門店の薪、もしくはホームセンターなどで売っている薪を使う方が安心です。
テントサウナの必需品(8):サウナストーン
テントサウナでロウリュを楽しむには、サウナストーンが必須です。河原の石などを使っても良いかという質問を頂きますが、必ず専用品を使っていただくようお願いしています。河原などの石は内部に空気を含んでいることもあり、加熱して空気が膨張すると爆ぜる危険性があります。また、表面がツルツルしていて面積が少なく、ロウリュしても蒸気があまり上がりません。
参考:Sauna Stone (20kg)
参考:Sauna Stone(セラミック)
テントサウナの必需品(9):座面が木製のベンチ
テントサウナは内部の温度が熱くなるため、アルミ製のベンチでは座面が熱くなるのでおすすめしません。一般的なアウトドア用の折り畳みチェアは座面がナイロンやコットンで染みますし、プラスチックフレームも熱されて肌に触れると熱く感じます。やはり座面が木製のベンチがもっとも快適です。
テントサウナの必需品(10):一酸化炭素チェッカー
市販の一酸化炭素チェッカーは高温環境に対応していないため、内部に入れっぱなしにして使用することはできません。テントに入る際に携行し、出る時も外へ持ち出して使うのがおすすめです。
テントサウナの必需品(11):バケツ&柄杓
ロウリュには欠かせないアイテムです。サウナ専用品を選ぶと雰囲気も良く、サイズも短すぎず長すぎないのでおすすめです。
参考:FIRESIDE コッパーロウリュ桶
参考:FIRESIDE コッパーロウリュひしゃく
テントサウナの必需品(12):温度計
温度計があるとサウナに入る適切なタイミングがわかるだけでなく、温度が落ちてきたタイミング、つまり薪をくべるタイミングもわかるのでおすすめです。100℃以上も表示できるサウナ用の温度計を選ぶのが良いでしょう。
Part.2 テントサウナにあると便利なアイテム編
ここからはテントサウナがより楽しく快適になるアイテムをご紹介します。サウナ体験の好みや一緒に行く人によってセレクトしてみてください。
テントサウナにあると便利なアイテム(1):ととのいチェア
テントサウナから湖や川にダイブして、上がった後にはやっぱりととのいチェアでリラックスしたいですよね。代表的なものとしてコールマンのインフィニティチェアなどがあります。SaunaCamp.としては地面にそのまま寝転ぶスタイルも好きなので必需品ではないですが、やはりあると快適です。
テントサウナにあると便利なアイテム(2):アロマオイル
テントサウナでは香りのファクターがとても重要です。アロマオイルはもっとも手軽なので、1本は用意しておくと良いでしょう。複数揃えておいて現地で選んだり、途中で香りを変えるのも楽しいです。
テントサウナにあると便利なアイテム(3):ヴィヒタ(サウナウィスク)
白樺やオークといった植物の若枝を束ねたもの。乾燥している状態のものを水に40分〜1時間ほど漬けてフレッシュな状態に戻して使用します。植物の爽やかな香りがテントに満ち、叩くと皮膚刺激によって血行が促進されるので全身ポカポカになります。北欧諸国ではサウナにヴィヒタがないと味気ないとさえ言われます。街の公衆サウナでは自由に使えないので、テントサウナの時こそ存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
テントサウナにあると便利なアイテム(4):サウナハット
薪ストーブの熱はかなり強烈なので、サウナハットがあると安心です。頭ばかり熱くなってのぼせるのを防いでくれ、髪への乾燥ダメージも軽減します。ポイントとして、施設サウナで使うようなメッシュタイプやタオルタイプよりも、分厚いウール製のサウナハットがおすすめです。断熱性能が高く、しっかりとガードしてくれます。
参考:SaunaCamp. サウナハット(Green)
参考:SaunaCamp. サウナハット(Blue)
テントサウナにあると便利なアイテム(5):サウナポンチョ
濡れたまま外気浴していると身体が冷えてくるので、タオル地のポンチョがあると便利です。フードで顔を覆い被せば、直射日光や人の目も気にならなくなり、ととのいに集中できます。また、着替えスペースがないときはポンチョの中で着替えることもできます。
参考:SaunaCamp. TITSD サウナポンチョ(Black)
参考:SaunaCamp. TITSD サウナポンチョ(Deep Green)
テントサウナにあると便利なアイテム(6):かかとが固定できるサンダル
アウトドアフィールドでは足を保護するため、サンダルやマリンシューズを履いて楽しむのが基本です。川など流れがある場所だと、水風呂として入った際にサンダルが流されてしまう可能性があるので、かかとが固定できるタイプを用意しておくと便利です。
テントサウナにあると便利なアイテム(7):LEDランタン・ヘッドライト
撤収時に暗くなってしまうと危険なので、ライト類は用意しておくと良いでしょう。夜間に楽しむ場合は、充電式のLEDランタンなどがあると便利です。中には耐水モデルもあるので、そちらを選んでおくのが無難でしょう。
テントサウナにあると便利なアイテム(8):ウェス・雑巾
テントサウナを撤収する際、内部に残った水分を拭き取って置けると、乾燥させるスピードがかなり変わります。スカート部分などはどうしても水分が残るので、ウェスや雑巾などを携行すると便利です。
テントサウナをする際は、しっかり準備して、安全安心で楽しもう!
テントサウナを安全に楽しむためには、道具の準備が欠かせません。慣れてきた頃に「あれがない!」となって現場で慌てるといった経験は、誰にでもあるものです。せっかくテントサウナを楽しみにきたのに設営できない、十分に楽しめないという事態を避けるためにも、毎回しっかりと準備物を確認することが大切です!